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歯周病の予防
歯周病とは
歯周病は、歯茎に細菌が感染することで炎症を起こし、歯茎や歯を支える顎の骨を破壊してしまう病気です。
歯と歯肉の境目に汚れが溜まると、そこに住む細菌が炎症を引き起こします。最初は歯肉が赤くなったり晴れたりしても痛みはありませんが、次第に膿がでたり歯のぐらつきが起こったりします。最終的には歯を抜かなければならないなんてことも……。
多くの方が気付かない内に発症しており、日本人が歯を失う原因の第1位です。大切な歯を失うことのないよう、早めに治療を受けましょう。
歯周病を予防するには
正しい歯磨き
正しく歯を磨いて歯とその周囲を清潔に保つことが歯周病予防の基本です。歯みがきの際は、歯と歯茎の境目に対して、歯ブラシの毛先を45度の角度で当てるようにしてみてください。
なお、力を入れてゴシゴシ大きく往復させるやり方では上手く磨けません。歯の一本ずつを意識して、小刻みに動かすことが大切です。
その方に合った歯磨き指導と歯ブラシの選び方をアドバイスさせていただきますので、当院にお越しの際はご遠慮なくご相談ください。
補助ツールの利用
歯と歯の間などは歯ブラシが届きにくく、歯垢が残りがちです。歯磨きと併せてデンタルフロスや歯間ブラシなどを使うとよいでしょう。マウスウォッシュなども効果的です。
生活習慣の見直し
生活習慣が乱れ、免疫機能が落ちると細菌に感染しやすくなります。規則正しい生活を送る、アルコール・タバコを控える、栄養バランスのとれた食事をとるなどして、細菌に負けない身体を作りましょう。
なお、食事の際によく噛んで食べることも大切。よく噛んで食べると唾液が多く出るので、口の中の細菌を洗浄しやすくなります。
レーザー治療を受ける
レーザー治療には殺菌作用があり、歯の根元近くの細菌まで精密に死滅させることができます。また、治療時間も短く済み、痛みもほとんどないので、患者さまの負担も少なく済みます。
定期検診を受ける
歯周病の予防には歯科医院での定期検診も大切です。どんなに念入りなセルフケアを行ったとしても、どうしても磨き残しは出てしまいますし、そもそも虫歯・歯周病になりやすい体質の人もいるからです。定期的に歯科医院に通い、歯のチェック・メンテナンスをしてもらいましょう。
とくに歯周病は全身疾患を引き起こす引き金にもなりうる怖い病気です。そうならないためにも、予防、あるいは早めの治療をおすすめします。